同済大学は中国で最も早く、外国人留学生の受け入れを始めた大学の一つです。
また、中国教育部直轄の重点大学で、教育部から
211プロジェクトと985プロジェクトの対象大学として認定されています。
同済大学は積極的に国際化を進めており、
ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ
日本、カナダ、オーストラリア、オーストリア等の
教育、科学技術、経済各界と広範な協力関係を築いています。
毎年、130を越える国家から留学生が訪れ、
2008年には留学生総数が2400人を越えました。
同済大学の「国際文化交流学院」の創立は1998年になります。対外中国語の専門的な教育と科学研究に従事するの目的で創立されました。現在、学院で108の国家からの600名を越える外国人留学生が中国語を学んでいます。
同済大学には1970年代から対外中国語教育の歴史があります。学校が外国人留学生を募集したことをきっかけに、外国人留学生が専門的な中国語授業を受けるための中国語学習プログラムを整えてきました。1987年から、漢言語短期訓練班を開講し、1993年からは、外国人留学生の専攻授業開始前の中国語訓練、2002年から、学院は漢語学科の本科の留学生を募集し、2006年7月に第1期の本科生は卒業していきました。40年余り続く対外中国語教育が継続される中で、同済大学は都市建設、歴史、旅行文化、経済管理などの専門的学問と、対外中国語の教育を通じて、外国人留学生を歓迎しています。
2007年3月から、国際文化交流学院は春秋2つの学期で学生を募集しています。2009年8月、国際文化交流学院の外国人留学生の予科部(本科入学前の予備校)が正式に創立されました。2010年に第1期の予科は119名、2011年の第2期は237名が学び、本科課程へと進学していきました。
非学歴の中国語の教育は現在、長期クラスと短期クラスの2種類に分かれます。長期クラスの学習時間は1学期から3年で、毎週16〜18時間の中国語課程と、2〜4時間の選択課程があります。短期クラスの学習期限は普通は1〜3週間で、開学時期は学生によって設定することができます。
国際文化交流学院のもう一つの特色は“外国人留学生新生院”です。この学院は仮想の教育組織として同済大学の本科留学生の教育モデル改革の試みです。運営して数年経ち、良好な効果を受確認し、国内の学院と大学留学生管理部門に高く評価されています。
学院は学生の健康な心身の成長を非常に重視し、たくさんの留学生の特徴に適する文化娯楽体育活動を展開しました。多国の留学生からなる学院サッカーチームは、大学のサッカーリーグ戦の2連覇を成し遂げています。学院の留学生は積極的に上海市と学校組織の各類イベントに参加し、数名の留学生は本国の特集番組に出演して、多くの教師と学生の好評と歓迎を受けています。
同済大学は上海市に位置し、四平路キャンパス、汽車一場キャンパス、上海北キャンパス、上海西キャンパス、嘉定キャンパスの五カ所に分かれています。留学生は四平路キャンパスで授業を受けることになります。四平路キャンパスは非常に広く、多くの学生が自転車で移動するほどです。また、校門から奥行きがあるため中は静かで、新しく非常に美しい建築物がゆったりとした間隔で立ち並び、キャンパス内は川や池など自然を残した空間になっています。夜間は、昼間に比べて学生は少なめですが、それでも一部の学生たちは夜遅くまで空き教室で自習しています。
※右の地図はクリックで拡大版が表示されます。
留学生が通う四平路キャンパス周辺は、上海地下鉄が10号線の1本が通っているのみです。ですが、駅から出れば、目の前が大学の校門ですので、住む場所によっては非常に通いやすい環境です。バスは何本か通っていますが、本数はそれほど多くないので校外に住むのであれば、地下鉄10号線沿線で住居を探すべきでしょう。10号線はそれほど混む電車ではないのでラッシュアワーでもストレスは殆どないでしょう。繁華街からはだいぶ離れていますので、気軽に遊びに行きづらいかもしれません。欧米系の学生だと、10号線から南京東路で「MINT」というクラブに行く人が多いようです。
正門前はそうでもありませんが、西門などの周辺には飲食店や雑貨屋など学生をターゲットにした店舗が集まった地域もあり、生活していく上でそれほど不便を感じることはないでしょう。もし不便に感じるとしたら10号線の終電の時間が早いことくらいです。繁華街ではないので、ローカルの中国の町並みを肌で感じることができます。