1951年10月に設立された華東師範大学は、
中国教育部直轄の重点大学で、教育部から認定された
211プロジェクトと985プロジェクトの大学です。
華東師範大学は、上海地域で唯一、
『対外漢語教学博士課程』が設置されている大学です。
また、外国人に対する中国語教育においては、
中国国家の『八大対外漢語研修基点』の一つです。
毎年、100の国家から4,000人を超える留学生が訪れ、
中国語と中国文化を学んでいます。
華東師範大学は1951年10月に設立された、中国教育部(日本の文部科学省に相当します)直属の全国重点大学です。また、教育部から211プロジェクト(「21世紀」へ向けて中国全土に「100」の重点大学を構築することから名付けられた国家プロジェクトです)、985プロジェクト(世界一流の大学および国際的に高い知名度を有する一群のハイレベルの研究型大学の構築を目指した国家プロジェクトです)の認可を受けた大学です。
設立以降60年間、華東師範大学は教育、社会学、人文科学、自然科学技術、行政科学を含む幅広い分野での広範囲に渡る学術研究を行っています。現在、華東師範大学は20の学部、56の学科、70の大学プログラムがあり、178の修士課程、122の博士課程、14の博士号取得後のプログラムがあります。1960年代から、延べ20,000人を超える海外からの留学生が、正規課程や学位取得を目指さない科目履修生として華東師範大学で学習しました。
華東師範大学は上海地域で唯一、対外漢語教学博士課程が設置されている大学です。
華東師範大学対外漢語学院は、外国人に対する中国語教育において中国国家の『八大対外漢語研修基点』のひとつとなっています。2008年、華東師範大学は国家孔子学院本部から国際漢語教師養基地の認可を受けました。華東師範大学対外漢語学院は1983年に設立された華東師範大学中国文化が前身です。これは中国で最も早い外国人留学生向けの教育の一つです。
華東師範大学には毎年100カ国から4,000人を超える留学生が訪れ、「花園大学」と呼ばれる美しいキャンパスで中国語と中国文化を学んでいます。
華東師範大学は上海市に位置し、中山北路キャンパスと閔行キャンパスの二カ所に分かれています。殆どの留学生は中山北路キャンパスで留学生活を送ります。中山北路キャンパスは繁華街のすぐ隣に位置します。また、キャンパス内は非常に美しく、『花園学園』と呼ばれています。
キャンパス内には非常に澄んだ美しい川が2本流れ、覗いてみると魚が泳いでいるのが見えます。キャンパスの中には赤レンガの建物をはじめ、特色のある古い建物がたくさんあり、昔の風貌が残っています。敷地はとても広く、正門を越えるとそこには閑静な趣のある空間が広がっています。
留学生が通う中山北路キャンパス周辺には、上海地下鉄が2本が通っておりますが、駅から大学校門までおよそ10分、校門から対外漢語学院までおよそ15分と非常に距離があるため、やや通いづらい大学です。また、駅から大学までの道のりは非常に交通量が多く現在工事も行っているため危険です。バスの便は良いのですが、早朝の出勤ラッシュを考えるとこちらもあまりオススメできません。華東大学に通うのならば寮か、自転車で通える範囲内の賃貸物件を見つけるべきでしょう。
買い物に関しては、大学正門前のバス停から2駅往復3元でカルフールまで行くことができます。こちらは上海市の東に位置する大きな繁華街の一つ中山公園になります。また中山公園は上海地下鉄で東京の中央・総武線に相当する2号線が通っているため、バスと組み合わせることで利便性は大きく増します。
長期語学コースの授業は午前中が殆どなので、もし華東師範大学に通うのであれば必ず周辺環境を見学して生活に無理がでないよう調整することをオススメします。