1905年に設立された復旦大学は長い歴史があり
国内外でも広く知られている名門大学です。
「復旦」の文字は
中国の古書「尚書大伝・虞夏伝」の名句、「日月光華、旦復旦兮」からきており、
「向上を怠らない」と言う意味を含んでいます。
復旦大学は中国で最も早く外国人留学生の受け入れを始めた大学の一つです。
復旦大学は世界100カ国以上の国や地域から1万人を越える留学生を受け入れています。
現在、毎年本校で勉強する長期留学生は3000名、短期留学生は1000名にのぼります。
復旦大学は研究型の総合大学で学部学科が完備されています。復旦大学は人文、ジャーナリズム、国際関係と公共事務、法学、経済、管理、情報科学とエン ジニアリング、技術科学と工程、生命科学、医学、薬学、公共衛生、看護学等の学院、及び大学院、継続教育学院、ネットワーク学院、国際交流学院から成り立っています。現在43の学部、70の本科専攻、229の修士課程、154の博士課程、29の博士後期課程を設けています。その他、57の研究所、80の多学科研究センターと医療サービス、臨床教学、科学研究を一体化した中山、華山、金山及び上海にの10の付属病院を持つ非常に大きなグループとなっています。
復旦はハイレベルの教授陣が揃っています。世界的に知名度の高い学者や、各学科の優秀な先駆者も数多くいます。2500人の教学研究者の内、教授副教授は1300人近く、またその中には博士指導教授が500人近く、中国科学院と中国エンジニア院のアカデミー会員は22人もいます。
復旦大学外国人留学生教育の特色は学科、設備が完備していることです。現在、復旦大学の文系、理工系、医学系のすべての学科が本科、修士、博士生、及び各類別研修生を受け入れています。そして、外国人留学生向けの「漢語言(対外)学科」を設けています。各レベルの中国語研修生を受け入れ、中国学に興味を持つ外国人留学生のために、中国文学、中国歴史、中国経済、中国法律などの研修課程を設置し、中国社会経済、歴史、文化の様々な分野の知識を、留学生のニーズに合わせて系統的に指導しています。
復旦大学は上海の中心部から北東に位置します。
キャンパス内には非常に澄んだ美しい川が2本流れ、覗いてみると魚が泳いでいるのが見えます。キャンパスの中には赤レンガの建物をはじめ、特色のある古い建物がたくさんあり、昔の風貌が残っています。敷地はとても広く、正門を越えるとそこには閑静な趣のある空間が広がっています。
復旦大学は学生数が非常に多いため、学生向けに周辺環境は充実しています。日用雑貨から食料まで、生活用品は簡単に買い揃えることができます。寮周辺もとても便利です。少し歩くと、有名な「五角場」という場所があり、銀行やデパートなどが集まっています。
ただ、復旦大学は上海市といっても市中心から北東にはずれたところにあります。繁華街まで出るにはかなり不便です。バス停は正門前や、五角場まで行かないとありません。地下鉄の駅も正門から15分程度歩きます。最寄りの駅は10号線で終電が早いことでも有名です。タクシーを利用することが多くなりがちです。