一言で留学と言っても、留学の仕方はいくつもあります。
また、その期間も大学によって様々なので、
みなさんの目的にあった留学プランを組み立てることが可能です。
授業プログラムは大きく分けて、4つに分けられます。
■4年間で中国語+αを学ぶ、本科留学
■1年間で本科留学の入学準備をする、予科留学
■半年〜2,3年間で中国語を学ぶ、長期留学
■1週間〜8週間の短期間で中国体験をメインとする短期留学
大学によって、用意されているカリキュラムは異なります。
上海留学先 大学一覧を参考にご希望のカリキュラムをご選択ください。
「中国語を習得し、国際的に活躍できる人材を目指す!」という強い意志があるのならば、漢語本科留学をお勧めします。本科留学は日本の大学と変わらない4年制です。入学試験があるだけでなく、授業に出て単位を取らなければなりません。また、学期ごとに試験があり、点数次第では単位を取得できません。4年の学期末には、卒業試験を受け、卒業論文を書く必要もあります。その代わり、本科留学では中国国内における大学の卒業資格を得ることができます。(多くの斡旋業の方が言葉を濁しますが、法律上、日本においては大卒と認められません。)
漢語本科は特別な留学プログラムです。授業は日本人を含めた外国人留学生だけで行われ、中国人学生はいません。授業は中国語で行われ、試験も卒論も中国語で書きます。ただ、漢語本科は4年かけて中国語をじっくり専門的に学びますので、多くの留学生が遊んでしまいがちですが、きちんと中国語勉強を継続できれば非常に高度な中国語スキルを身につけることが可能です。大学によっては、漢語本科の中でさらに、中国言語文化専攻、金融中国語専攻、ビジネス中国語専攻、英語中国語の二言語専攻など細分化されており、皆さんの目的にあったコースを選ぶことが可能となっています。これにより、上海留学をする皆さんの中国語スキルだけでなく、将来の選択肢の幅も広げることが可能なのです。
預科留学とは、本科プログラムの入学試験や入学資格を満たさない学生のために開講されている、予備校のような留学プログラムです。学習期間は1年間で、系統的に中国語基礎、中国語応用、中国文化、数学、物理、化学、生物、コンピュータ基礎を学びます。そして、同時に各種課程に必要な専門的な中国語学習を実施します。予科での1年間の専門学習を通じ、基本的な中国語言語と中国文化の知識を身につけ、中国語によるコミュニケーション能力、および文化交流の能力を習得し、専門的な中国語語彙と常用文型の理解、中国の各大学の本科留学に必要な各種能力を身につけます。そして、できるだけ早く中国での生活に適応することを目標としています。
予科留学は、その後の本科留学を見据えたものになるため、最短でも卒業までに5年かかるプログラムとなります。多くの方が同年代と比べ、就職活動の開始が1年遅れることを不安に思うようですが、留年など自業自得による遅れ以外は就職で不利になることはありません。
長期語学留学は、4年間は長過ぎるが、自分の納得いく期間、納得いくレベルまで中国語学習をしたいとうニーズに応えるプログラムです。1つの大学ごとに半年から2年間まで中国語学習が可能です。殆どの大学で、通常クラスは1クラス20名以下で、授業コマ数は1週間で20コマ(1コマ45分間)、強化クラスは1クラス10名以下で週30コマになります。通常クラスは1日3時間程度の授業で人数も多いため、中国語を話す機会が限られがちですので、大学での授業後に中国語の家庭教師とマンツーマンレッスンをする方もいらっしゃいます。ご自身で決めたきちんと中国語を習得しようと思うと、長期留学は本科留学よりも自己学習の重要性が非常に高いです。
中国語や中国文化などの履修科目の他に、中国武術、中国絵画、音楽などの選択科目を設けている大学もあります。登録料が必要ですが数百円程度ですので、非常にリーズナブルです。留学生がより身近に中国の歴史と文化に触れ、理解を深めるために、上海周辺にある町で母国語話者の市民との交流活動を実施しているケースもあります。
また、同じ志しを持った世界各国の学生と知り合うことができることも大きな魅力の一つでしょう。
各大学は毎年、1〜8週間の短期中国語プログラムを開設しています。コース期間は概ね7月初めから8月初めの夏期中国語コースと、大学によって期間が異なるのですが冬季中国語コースの2学期制になっています。大抵の場合、日本の大学の夏休み、春休みの時期に当たります。
大学によって授業方針が異なり、短期間での中国語習得を目的としたプログラム、文化活動との両立を目指すプログラムなど多種多様です。1週間から受け入れ可能ですので、日本での生活に負担をかけずに留学体験ができます。みなさんの求める留学体験を気軽に得ることができるプログラムとなっております。